ゼロックス、富士フイルムHDによる買収合意破棄 大株主に配慮 富士フイルムは提訴検討 (1/2ページ)

富士フイルムホールディングス本社が入るビルに掲げられたロゴ=東京都港区
富士フイルムホールディングス本社が入るビルに掲げられたロゴ=東京都港区【拡大】

  • カール・アイカーン氏(ゲッティ=共同)

 富士フイルムホールディングス(HD)が買収することで合意していた米事務機器大手ゼロックスは13日、富士フイルムHDによる買収計画を破棄し、買収に反対する大株主と新たに和解したと発表した。経営陣を大幅に入れ替え、買収の代替案を検討する。富士フイルムHDは今後訴訟も検討するとのコメントを公表した。

 ゼロックスと株主の和解は2度目。ゼロックスは合意の破棄を富士フイルムHDに通知した。富士フイルムHDは買収計画の大幅な見直しを迫られそうだ。

 買収計画を進めてきたゼロックスのジェイコブソン最高経営責任者(CEO)は辞任。他の取締役5人も辞めた。買収に反対する大株主で著名投資家のカール・アイカーン氏らがゼロックス取締役会に計5人を送り込み、取締役会の過半数を握る。

 ゼロックスは合意破棄の理由として、富士フイルムHDが4月15日までにゼロックスに提出する予定だった富士フイルムHD傘下の富士ゼロックスの監査済み財務諸表が期限までに提示されなかったことなどを挙げた。

 富士フイルムは1月、ゼロックスの買収計画を発表。この計画はゼロックスに不利な内容だとして別の大株主の米実業家が差し止めを求める訴えを起こした。ゼロックスは今回、この訴訟についても和解した。

富士フイルムHDは猛反発