日本初の運賃無料配車・運行サービス「ｎｏｍｍｏｃ」　資金調達、「最速」の４分半で完了 (1/2ページ)

　１５歳で起業した若手実業家が立ち上げる運賃無料の配車・運行サービス会社「ｎｏｍｍｏｃ（ノモック、福岡市）」による株式投資型クラウドファンディングでの資金調達が１２日夜行われ、開始からわずか４分３０秒で目標額５０００万円を集めた。国内でのクラウドファンディングによる調達では過去最速という。

　今回の資金調達は、日本クラウドキャピタルが運営する株式投資型クラウドファンディングサービスの「ＦＵＮＤＩＮＮＯ（ファンディーノ）」で８日夜募集が開示された。

　ノモックは、最年少社長として大型イベントなどでの映像演出を手がける「セブンセンス」を設立した吉田拓巳氏（２２）が、２０１９年３月から手がける日本初の無料配車・運行サービスということで注目を集め、募集開始から４分３０秒で調達目標額の上限に達した。

　目標下限の１６００万円突破に要した時間は５２秒だった。個人投資家の１人当たり投資額は５０万円まで。

　株式投資型クラウドファンデイングは、インターネットで未公開株を取引する資金調達手法で、日本国内では昨年４月にスタートし、サービス会社として３社が参入。日本クラウドキャピタルはその第１号で募集取扱件数は最多だが、「今回の案件は過去最速での調達完了」（同社の大浦学ＣＯＯ）という。

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