武田、主力薬の販売好調で増収増益確保 18年3月期決算、シャイアー買収は織り込まず

クリストフ・ウェバー社長
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 武田薬品工業が14日に発表した2018年3月期連結決算(国際会計基準)は、最終利益が前期比62.6%増の1868億円だった。売上高は2.2%増の1兆7705億円で増収増益を確保した。営業利益は55.1%増の2417億円。潰瘍性大腸炎・クローン病治療薬「エンティビオ」など、主力薬の販売が好調だった。

 重点3領域と位置づけるがんと消化器系疾患、精神神経系疾患の売上高が大幅に増加した。円安も収益を押し上げ、試薬を手がける子会社の売却による減収を補った。

 19年3月期は売上高が1.9%減の1兆7370億円、最終利益は25.6%減の1390億円と減収減益を見込む。

 東京都内で記者会見したクリストフ・ウェバー社長は、アイルランド製薬大手シャイアー買収で「財務的にも利益率も改善する」と述べたが、19年6月までに手続きを完了する予定で、今期業績には織り込んでいない。