メルカリ、来月19日に東証マザーズ上場 時価総額3300億円規模、今年最大

東証マザーズへの株式上場が決まったメルカリの本社=東京都港区
東証マザーズへの株式上場が決まったメルカリの本社=東京都港区【拡大】

 東京証券取引所は14日、フリーマーケットアプリを運営するメルカリ(東京都港区)の新規上場を承認したと発表した。上場予定日は6月19日で新興市場マザーズへ上場する。想定発行価格の1株2450円で試算すると時価総額は3300億円を超え、今年最大の上場となる見通しだ。

 調達資金は利用者拡大に向けた国内外の広告費などに充てる。公表した新規上場申請のための有価証券報告書によると2017年6月期連結決算の売上高は220億円。最終損益は42億円の赤字だった。従業員は約600人。

 メルカリは2013年創業。個人がインターネットで物品を売買する基盤を提供し、出品や決済のしやすさから人気が高まった。「フリマアプリ」と呼ばれる分野で圧倒的な認知度を誇り、楽天やヤフーがフリマ分野をてこ入れするなど競合他社へ影響も与えている。

 一方、メルカリを通じて、現金や盗品などが不正出品され社会問題化した。メルカリは利用者の本人確認を強化するなど法令順守体制の構築を急ぎ、上場承認にこぎ着けた。

 メルカリは「上場を機に、さらなるサービスの拡充と世界進出を加速する」とのコメントを出した。

 東証によると今年上場した企業の時価総額は、初値ベースで、将棋の人工知能(AI)で知られる4月上場のHEROZ(ヒーローズ)の1633億円が最も大きかった。