映像や音に動きや光、匂い 楽しさ広げたエンターテインメントやイベント続々 (2/4ページ)

 米メディアメーション社が開発した体感型の4DシアターシステムがMX4D。映画のシーンに合わせてシートが前後・左右・上下に動き、風、ミスト、香り、ストロボ、煙や振動といった五感を刺激する特殊効果も11種類展開できる。こうした演出はすべて、映像を再生しながらプログラマーがシーンに最適なモーションを選んで入力していく。

 洋画については本国で作業が行われることが多いが、日本映画についてはMX4Dを日本向けに展開しているソニービジネスソリューション(東京都港区)が委託し、映像制作などを手がけているダイナモアミューズメント(東京都千代田区)がプログラミングを行っている。加えて「劇場版マクロスΔ 激情のワルキューレ」に関しては、映画を監督した河森正治氏がモーションの監修に当たった。

 パイロットの感覚に、モーションへのこだわり

 ダイナモアミューズメントのモーションプログラマーによれば、攻撃を受けた戦闘機が動きを止めるシーンで、通常なら機体が前につんのめるところで一番大きな動きを付けるものを、攻撃の時点に最大の動きを付け、あとは慣性によってだんだんと止まっていくような動きにするようアドバイスを受けたという。理由は、その方がパイロットの感覚に近いから。ほかにもライブシーンでの動き、キャラクターにマッチした匂いなどに河森監督の注文が付いた。MX4Dは、映像や音響だけでなく監督自身の体感も映画作品に反映させられる仕組みと言えそうだ。

MX4Dのモーション付け作業を再現するダイナモアミューズメントの野中友恵さん

MX4Dのモーション付け作業を再現するダイナモアミューズメントの野中友恵さん

「没入感を得られる」アニメーション作りに