洗濯代行、生活に不可欠な存在へ アピッシュ、「時間と手間」をビジネスに (1/2ページ)

木目調の落ち着いたカフェのような「WASH&FOLD」1号店=東京・代々木
木目調の落ち着いたカフェのような「WASH&FOLD」1号店=東京・代々木【拡大】

 共働き世帯や単身者にとって休日にまとめて1週間分の衣類を洗濯して畳むことは、時間と手間のかかるおっくうな家事だ。米国で普及している洗濯代行ビジネスを日本へ持ち込み、根付かせたのがアピッシュ社長の山崎美香さん。洗濯代行の店「WASH&FOLD(ウオッシュ・アンド・フォールド)」は、家事代行市場の広がりとともにビジネスを拡大している。

 年3万人以上が活用

 洗濯を依頼する人は専用バッグに詰め放題にして預けるだけ。1袋に約6キログラム、1、2人の約1週間分の洗濯物に相当する。集荷から配送まで1回3000円。自分で店舗に持ち込み、受け取れば2200円と安くなる。

 預かった洗濯物は1袋ごとに洗濯、乾燥するので他人のものと交ざることはない。スタッフが一点一点丁寧に手で畳み、ポリ袋に詰めて軽く圧縮してから再びバッグごと返却する。

 東京都を中心に、神奈川、千葉、宮城、群馬、愛知、兵庫、広島、長崎、福井の各県に22店舗を出店。30~40代の共働き世帯、高齢者、単身者のほか、外国人など年間3万人以上が活用し、8割以上がリピーターとなっている。

 山崎さんは衣類の輸入通販や東京・原宿での衣料小売店、カフェを運営してきた。カフェでホームパーティー向け料理の依頼が増えたことから、ケータリング事業を本格化することにした。関連器材を買い付けるため米国を訪れたところ、偶然立ち寄ったコインランドリーで洗濯代行業を知ることになる。来店客が洗濯物を預けて、スタッフが洗濯、乾燥し畳むのを見て「時間と手間のかかる洗濯の代行は日本でもビジネスになる」と直感し、帰国後、洗濯代行業の立ち上げに取りかかった。

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