建て替え再開発で延べ床面積1.6倍 住友不動産御成門タワー

住友不動産御成門タワー。松下電器産業(現パナソニック)の東京本社だった「ナショナルビル」を隣接地と合わせて再開発し、延べ床面積を6割増やした=東京都港区
住友不動産御成門タワー。松下電器産業(現パナソニック)の東京本社だった「ナショナルビル」を隣接地と合わせて再開発し、延べ床面積を6割増やした=東京都港区【拡大】

 住友不動産は、旧ナショナルビルの再開発事業「住友不動産御成門タワー」(東京都港区)を完成した。

 地上22階のオフィスビルで、買収した隣地を含めた建て替えを行うことによって、延べ床面積は約3万3000平方メートルと建て替え前の1.6倍に拡大した。また、中間免震構造の採用に加え停電リスクにも3重のバックアップ体制を施すなど、BCP(事業継続計画)対策を強化した。1フロアの面積は1000平方メートル超で、レイアウトの自由度を高めるため天井高3メートルの無柱フロアとしている。

 東京都心部でイベントホールや会議室を展開する「ベルサール」シリーズの「ベルサール御成門タワー」(ホール面積は約1250平方メートル)も併設した。

 同シリーズは「グレードを高く保つことで使い勝手をよくする」(浦部健・住友不動産ベルサール社長)点を売り物としており、年間1万件以上の催事や会議が行われている。御成門は30施設目で、最大800人規模の催事に対応できるようにしている。

 住友不動産が自社保有ビルを核とした建て替え再開発は、今回のプロジェクトが3例目。都営地下鉄御成門駅と地下で接続しており、地区全体の緑被率を約35%とすることで、ヒートアイランド現象の緩和などにも配慮したとしている。