みずほ勘定系、次期システム移行開始 理由や移行作業中の影響をQ&A方式で

 みずほのシステム移行の理由や影響をQ&A方式でまとめた。

 Q なぜ移行するのか

 A みずほは2002年4月の旧3行の合併初日と11年3月の東日本大震災の直後に大規模なシステム障害を起こし、社会的問題に発展した。統合後も旧行時代のシステムを併存させ、部分的な見直しを続けてきた結果、システムの複雑化が進んでしまったのが要因だ。次期システムに一本化すれば、こうした問題が解消される。

 Q どう切り替える

 A 現行のシステムから預金などのデータを取り出し、次期システムに適合する形式に変換して転送する作業を行う。1度に全店舗で行うとトラブルのリスクが懸念されるため、店舗をグループに分けて1年程度かけ段階的に切り替える。

 Q 顧客への影響は

 A 移行作業中は全国に約5700台ある自行ATM、提携先ATM、ネットバンクなどシステムを経由するサービスが使えなくなる。休止期間は土日や連休に設定したが、デビットカードや、競馬のネット投票への入金といった幅広いサービスが使えなくなるので注意が必要だ。

 Q 移行中にトラブルが生じたらどうなる

 A 3度目の大規模障害は致命傷になるため、経営陣も参加するリハーサルなどを積み重ねてきた。万が一に備え、不測の事態が発生したら、移行作業を一旦中断して作業前に戻す仕組みも取り入れている。

 Q 移行後はどうなる

 A システム関連の経費を今後10年で1割削減し、新商品の開発コストも3割減らせるなど、利点は大きい。一方で、全国銀行協会が10月に稼働する異なる銀行間の振り込みを24時間365日実行できる決済システムへの当初の参加を見送るなど弊害もある。