【私の仕事】近鉄不動産・中井公一氏 展望台賑わすイベント企画

「大阪の名所と言われるような展望台にしていきたい」と話す中井公一氏
「大阪の名所と言われるような展望台にしていきたい」と話す中井公一氏【拡大】

 日本一高いビル「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区)を運営する近鉄不動産(同天王寺区)のハルカス運営部課長。展望台で来場客が楽しめるイベントを企画している。ビルの58~60階が展望台で、天気が良い日は、明石海峡大橋や京都タワーも見ることができる。

 景色を眺める以外にも、バーベキューをしたり、お茶を飲んでくつろいだりする場を考えた。夏休みの時期には、58階の広場に高さ約7メートルのすべり台を置いた。「子供が体を動かして楽しんで遊べるようにした」

 大きな迷路もつくった。迷路を歩く人が上の階から見えるように工夫し、上の階に矢印を書いたボードを置いた。「迷っても上を見上げて、家族や友人にヒントを教えてもらえるようにした」

 大人向けには、ビルの最も高い場所に細い通路の上を歩くアトラクションをつくった。落下防止用に専用の服とベルトを着け、高さ300メートルの建物の外から真下をのぞいたり、記念写真を撮ったりできる。安全のため、約2年かけて仕組みを考えた。「他では経験できない高さや怖さを、思い出として残してもらえれば」という。

 来場客から「『このアトラクションを体験したくて来た』と言われるとうれしくなる」

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【プロフィル】中井公一

 なかい・こういち 青山学院大経済卒。1996年近畿日本鉄道に入社。2015年近鉄不動産ハルカス運営部課長。44歳。三重県出身。