宇宙ベンチャーのPDエアロスペース(名古屋市緑区)は31日、ANAホールディングス(HD)やエイチ・アイ・エス(HIS)、ハウステンボスなどから総額5億2000万円を資金調達したと発表した。調達した資金を活用して無人宇宙航空機のエンジンや機体の開発に着手し、来年中に日本で初めて高度100キロの宇宙空間に向け飛行させる。
資金調達は5月28日付で実施。みずほ銀行系ベンチャーキャピタル(VC)のみずほキャピタル(東京都千代田区)のベンチャーファンド、四国地盤VCのオプティマ・ベンチャーズ(松山市)も出資した。
PDエアロスペースは、飛行機のように離発着できる有人宇宙航空機の開発を目指している。