国内新車販売、5月0.2%減 不正発覚のスバル不振

 5月の国内新車販売台数は、前年同月比0.2%減の37万1867台となり、2カ月ぶりに前年実績を下回った。軽自動車は0.6%増えたが、軽以外の自動車(登録車)で最大手のトヨタ自動車が減少。無資格検査問題を含む一連の不正が発覚したSUBARU(スバル)が大幅に減った。日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が1日、発表した。

 登録車では、トヨタが小型スポーツ用多目的車(SUV)「C-HR」の発売が一巡するなどし、8.1%減の10万3611台。スバルは39.7%減だった。無資格検査問題が発覚した日産自動車は2.4%増で、2カ月連続でプラスとなった。

 小型SUV「CX-3」が好調のマツダは27.1%増の1万2902台だった。三菱自動車は31.2%増えた。トヨタの高級車ブランド「レクサス」も人気を維持し、大幅に伸びた。

 軽はスズキが4.7%増の4万3797台で、ダイハツ工業が8.8%減の4万2305台。ホンダは「N-BOX」が引き続き好調で、13.0%増だった。