【クラウドWatch】NTTデータ、インド全土のデジタル3D地図整備

ムンバイエリアの3D地図サンプル画像
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 ■現地最大手と業務提携

 NTTデータは、インドの地図情報会社最大手C.E.Info Systemsと業務提携し、インドで初となるインド全土にわたるデジタル3D地図を整備することで基本合意した。同社は、「MapmyIndia」ブランドでナビゲーション向けデジタル地図事業などを展開している。

 NTTデータによると、新興国の災害対策・インフラ整備・資源確保や、先進国の通信電力サービスの高度化などを背景に、現地で測量せずに効率的に地形を分析できる3D地図への需要が高まっている。特に経済成長の著しいインドでは、インド政府が掲げている製造業振興政策「メーク・イン・インディア」や近代都市化政策「スマート・シティーズ・ミッション」などが後押しとなり、インフラ整備などのため高精細な3D地図の需要が高まっている。

 こうした需要に応えるため、業務提携では、C.E.Info Systemsのデジタル地図技術とNTTデータの高精度3D地図作製技術を組み合わせ、インド国内の建物3D地図データ「AW3Dビルディング3Dデータ」の整備を行う。衛星画像を基に画像処理や人工知能(AI)などを駆使し、低コストで広範囲にわたる3D地図整備を実現。デリー、ムンバイ、ベンガルールなどの「Tier 1」の都市から販売を始め、最終的にはインド全土約300万平方キロの建物3D地図データ整備を目指す。

 今後、両社は都市計画・通信サービス・交通・防災・航空など、幅広い分野における3D地図サービスの提供を通じて、地理空間情報の利用拡大、市場創出に寄与していくとしている。(インプレスウオッチ)