大人向け粉ミルク 手軽にバランス良く栄養補給 高齢者や女性中心に人気 (1/2ページ)

大人向けの粉ミルクが並ぶ「龍生堂薬局東新宿店」の店頭=東京・新宿
大人向けの粉ミルクが並ぶ「龍生堂薬局東新宿店」の店頭=東京・新宿【拡大】

  • 森永乳業の「ミルク生活」(左)と「ミルク生活プラス」
  • 救心製薬の「大人の粉ミルク」

 大人向けに成分を調整した粉ミルクが登場、健康が気になる高齢者や女性を中心に人気だ。栄養バランスが良く安心して飲めるとして食生活に取り入れられ、メーカーは新市場開拓へ力を入れる。

 東京都内の30代の女性会社員は、仕事中に小腹がすいたときや一息つきたいとき、コーヒーなどに大人向けの粉ミルクを混ぜて飲んでいる。昨年、出産を機に飲み始め、復職後も机に入れている。「簡単に栄養補給ができて便利。大事な会議の前に飲むと気持ちが前向きになる」と話す。

 雪印ビーンスタークは「大人のための」とうたった粉ミルク「プラチナミルク」を昨年9月、全国のドラッグストアなどで発売。60代以上が顧客の中心だが、食事が偏りがちな働き盛りの世代にも売れているという。

 従来の粉ミルクに対して「大人が飲んでも良いのか」との問い合わせが多く寄せられたことが開発のヒントになった。子供向けに比べ脂質を抑え、タンパク質やビタミン、ミネラルを強化、認知症予防に役立つとされる成分も配合した。

 「臭いや苦みが強い成分もあるが、長年、粉ミルクを作ってきた技術を生かして飲みやすい味に仕上げた」と担当者は説明。通常のミルク味のほかポタージュ風味と抹茶ミルク味(いずれも希望小売価格2592円)がある。

 東京・新宿の「龍生堂薬局東新宿店」では中高年の女性客が多く、まとめ買いをする人もいるという。

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