スルガ銀行、純利益を異例の訂正 シェアハウスで8割減に

スルガ銀行本店=静岡県沼津市(飯田耕司撮影)
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 スルガ銀行は6日、平成30年3月期連結決算を一部訂正し、最終利益が前期比83.6%減の69億円になった。5月15日発表時の210億円から激減した。シェアハウスなどの投資用不動産向け融資が焦げ付く恐れが強まり、貸し倒れ引当金を約203億円上積みする事態に追い込まれた。いったん開示した業績を短期間で大幅に見直すのは異例。

 運営会社が経営破綻した「かぼちゃの馬車」などのシェアハウスをめぐる融資で、貸し倒れ引当金を約48億円増額した。預金額の水増しなど同様の手口で、中古アパートへの投資などでも本来は貸せない人に融資していた疑いが発覚し、約155億円を引き当てた。

 31年3月期の業績予想は据え置いた。純利益は約3.6倍の250億円を見込む。シェアハウスなどのずさん融資問題では、第三者委員会が8月末をめどに結果をまとめる見通しだ。