【ビジネス解読】「腕時計界のユニクロ」寡占市場に風穴、“第4の日本ブランド”Knot (1/4ページ)

Knotの東京・吉祥寺の店舗。腕時計の本体50種類以上、ベルト90種類以上が並ぶ
Knotの東京・吉祥寺の店舗。腕時計の本体50種類以上、ベルト90種類以上が並ぶ【拡大】

  • Knotの東京・吉祥寺の店舗。腕時計の本体50種類以上、ベルト90種類以上が並ぶ
  • Knotは日本製のムーブメントを日本で組み立てる「日本製」にこだわっている=東京・吉祥寺
  • 東京・吉祥寺のKnotの店舗。来店客は腕時計本体とベルトを自由な組み合わせで試すことができる
  • 東京・吉祥寺のKnotの店舗。来店客は腕時計本体とベルトを自由な組み合わせで試すことができる
  • 「腕時計界のユニクロ」として注目を集めるKnotの遠藤弘満社長

 腕時計界のユニクロ-。そう呼ばれる創業5年目の日本のベンチャー企業、Knot(ノット)が人気を集めている。ノットはカジュアル衣料品として世界進出を果たしたユニクロ同様、高品質な製品をリーズナブルな価格で提供することが信条。さらに「日本製へのこだわり」という独自の付加価値もつけ、海外からの注目度も高い。セイコー、シチズン、カシオの大手3社による寡占が進む日本の腕時計業界に風穴を開けたノットの戦略とは。

 東京・吉祥寺にあるノットのギャラリーショップ。明るい日差しが差し込む店内には腕時計の本体が50種類以上、革や布、金属などさまざまな素材のベルトが90種類以上並ぶ。来店客はそれぞれを自由に手にとることができ、組み合わせを試しながら友人らと会話を弾ませる。

 ノット製品の価格帯は腕時計本体で1万~2万円が中心。ベルトは5000円前後だ。それでいて心臓部にあたるムーブメントは日本の大手腕時計メーカーの系列企業による日本製。日本で組み立てもしている。日本製の腕時計が2万円程度で手に入ることや、組み合わせを楽しめるファッション性が評価され、創業4年目(平成29年11月期)で売上高が21億円に到達。腕時計本体は10万5000個、ベルトは15万本を売り上げた。

「実現不可能」ともされてきたアイデア