独ボッシュ、日本で自動駐車支援の実験 来年度にもシステム検証

記者会見で業績や事業について説明するボッシュのクラウス・メーダー社長=6日、東京都渋谷区
記者会見で業績や事業について説明するボッシュのクラウス・メーダー社長=6日、東京都渋谷区【拡大】

 自動車部品世界最大手、独ボッシュの日本法人(東京都渋谷区)は来年度にも、無人の車両が駐車場で自動走行して駐車するシステムの実証実験に乗り出す。同社日本法人が6日開いた記者会見で明らかにした。試験で機能の有効性や安全性を検証し、2020年以降に自動駐車の支援サービスとして実用化することを目指す。

 今回のシステムでは、駐車場に人や物を検知するセンサーを設置。その情報に基づく指令を通信経由で車両の専用機器が受け取り、空いたスペースに自動駐車するという仕組みだ。

 例えば、カーシェアリングで予約した車両を呼び出したり返却したりする際の手間を省くことができる。カーシェアやレンタカーを手掛ける事業者などと連携し、駐車支援サービスを広めたい考えだ。

 既にボッシュはダイムラーと協力し、独シュツットガルトのメルセデス・ベンツ博物館の立体駐車場で昨年秋からシステムを稼働。ボッシュはセンサーと通信技術を提供した。

 日本法人のクラウス・メーダー社長は「自動化や電動化などといったトレンドの前進を後押しする技術が日本の生活に貢献するよう努めたい」と強調。通信機能を備えたコネクテッドカー(つながる車)向けサービスの開発にも意欲を示した。日本法人の17年の売上高は前年比約10%増の2950億円。サービスの提案力向上で、一段の業績拡大を狙う方針だ。