「生産地獄」脱出に自信 テスラ「モデル3」ライン増設、財務も改善へ (1/2ページ)

米コロラド州の販売店に並ぶ「モデル3」。テスラは生産ライン増設で課題だった量産計画の目標達成にめどを付けた(AP)
米コロラド州の販売店に並ぶ「モデル3」。テスラは生産ライン増設で課題だった量産計画の目標達成にめどを付けた(AP)【拡大】

 米電気自動車(EV)メーカーのテスラは5日、年次株主総会を開き、マスク最高経営責任者(CEO)は量産が課題だったセダン「モデル3」の生産台数と財務改善の目標達成に自信をみせた。

 テスラの収益面で普及価格帯のモデル3の量産は不可欠で、マスク氏は昨年から当初計画の生産台数に届かない「生産地獄」に陥っていると語ってきた。ただ、この日は今月末までに週5000台生産できる「公算が極めて大きい」と指摘。また、2018年7~9月期、10~12月期のフリーキャッシュフロー(純現金収支)はプラスになると説明した。

 長期的に強みに

 マスク氏の自信を裏付ける根拠の一つが、車体組立工程を3ラインに増設したことだ。第3ラインは約2週間前に稼働した。マスク氏は「生産を制約する最大の要因は組み立てラインだ。既存の2ラインで(目標の)週5000台を生産でき、3ライン目の増設でさらに生産を伸ばせると非常に自信をもって言える」と強調。長期的に生産能力が最大の強みの一つになると豪語した。

 テスラはこれまでモデル3の量産目標が達成できなかったのが響き、過去4四半期のうち3四半期でそれぞれ純現金収支の赤字額が10億ドル(約1098億円)を超えた。

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