日産自が環境行動計画 新車1台当たり、22年度までCO2を4割削減

日産自動車の環境行動計画などについて説明する川口均専務執行役員=7日、横浜市西区
日産自動車の環境行動計画などについて説明する川口均専務執行役員=7日、横浜市西区【拡大】

 日産自動車は7日、2022年度までの環境行動計画を発表した。日米欧と中国で販売する自動車について、22年度までに新車1台当たりの二酸化炭素(CO2)排出量を00年度比4割削減することなどを目指す。目標実現のため、電気自動車(EV)など環境対応車の販売台数を拡大する。また、工場や物流などを通じて発生するCO2も大幅削減する計画だ。

 日産は6年ぶりに行動計画を刷新し、CO2削減目標を掲げた。3月には、EVなどの電動車の世界販売台数を22年度までに現在の約6倍の年100万台に引き上げる計画を打ち出しており、EV普及をCO2削減対策の柱と位置づけた。

 並行して、EVにためた電力を家庭に供給し日中の電力消費量を抑えるといった環境活動も拡大する。さらに、生産や販売など企業活動全体で発生するCO2についても、22年度までに05年度比で3割削減する計画だ。

 こうした取り組みを積み重ね、新車からのCO2排出量を50年に00年度比9割削減する長期目標の達成につなげていく。

 また、省資源化に向けた取り組みも強化。22年度までに新車に使用する資源量を7割減らすため、EVの使用済みリチウムイオン電池の再製品化などを促進するという。

 同日、横浜市内でサスティナブル(持続可能)な企業活動に関する説明会を開いた日産の川口均専務執行役員は、世界で広がる再生可能エネルギー導入の動きをにらみながら、「(走行中にCO2を排出しない)ゼロエミッション車で低炭素な社会基盤をつくる活動を迷いなく進めたい」と強調した。