武田の株主提案に米議決権行使助言会社が「反対」 1兆円超の買収めぐり

 武田薬品工業が28日に開く定時株主総会に向け、一部株主が1兆円を超える買収について株主総会の事前決議を義務付ける定款変更を求める議案を提出したことに対し、米議決権行使助言会社グラスルイスが反対を推奨したことが分かった。

 武田は欧州医薬品大手シャイアーを約7兆円で買収する交渉を進めているが、一部株主は「リスクが大き過ぎる」として議案を提出していた。

 これに対しグラスルイスは、もしこの議案が可決されれば、買収交渉の際に「会社は競争上で問題になる情報も開示する必要がでてくる」と指摘。さらに、「株主が取締役会と経営陣に戦略の問題を指示しなければならなくなる」などの理由を挙げ、議案を支持しないとした。