オムロン、EU環境基準満たさず製品出荷 5月に発覚「発表が遅れ反省」と山田義仁社長

 オムロンの山田義仁社長は8日、パソコン用のバックアップ電源などに使われる装置5製品で欧州連合(EU)の環境基準を満たしていないにもかかわらず、基準適合品として出荷していたことを明らかにした。5月中旬の社内点検で発覚し出荷を停止したが、事実関係を公表しておらず、山田社長は「発表が遅れて深く反省している」と陳謝した。

 問題となったのは、停電時などにも安定的に電力を供給し続ける「無停電電源装置(UPS)」と呼ばれる製品。主に国内のオフィスなどで使われている。部品の取引会社から納入されたカバー部分に、人体に蓄積されると有害な規制物質が基準以上に含まれていた。ただちに健康に影響はないとしている。基準は日本の法令には抵触しないが、在庫については自主回収を始めており、販売済みの製品の交換も検討する。