明治安田「65歳定年制」、グループ12社に拡大 ベテラン社員の士気アップ

明治安田生命保険の根岸秋男社長=東京都千代田区
明治安田生命保険の根岸秋男社長=東京都千代田区【拡大】

 明治安田生命保険が国内のグループ会社12社に65歳定年制の導入を検討していることが7日、分かった。明治安田本体では来年4月、大手生保の先陣を切って65歳に定年を延長することが決まっている。対象を子会社などで働く約3000人にも広げてベテラン社員のやる気を高め、グループ全体の成長を加速させる。

 グループ各社での65歳定年制導入は、早ければ本体と同じ来年4月になる見通し。12社それぞれの事情に合わせて順次、処遇などを決めていく。

 明治安田本体では現在、60歳で定年を迎えた職員のうち希望者について65歳まで継続雇用している。ただ、1年ごとに契約を更新する嘱託勤務となるのが条件。業務は契約者対応や現役社員の補佐などが中心で、ベテラン社員が積み上げてきたキャリアを活用しきれていなかった。65歳定年制の導入で、来年4月以降は60歳を超えても経営管理職や営業所長として働くことが可能になる。

 賃金も嘱託の場合と比べて2、3倍程度上がることが想定される。このため、人件費は増加するものの、若い世代の職員の処遇引き下げはしない方向で検討している。