【JAPAN style】企業、訪日客向け夜の娯楽に照準 (1/2ページ)

JTBが和太鼓グループと組んで昨年開催した公演のリハーサルの様子=2017年9月
JTBが和太鼓グループと組んで昨年開催した公演のリハーサルの様子=2017年9月【拡大】

 ■和太鼓公演やバー未明営業など

 訪日外国人客の夜遊びニーズに対応するため、和太鼓の公演やバーの未明営業など、企業が東京都内でサービスを拡充する動きが出てきた。夜の娯楽が少ないとの声があったため消費拡大が期待されている一方で、鉄道やバスの運行時間が不十分といった指摘もある。

 旅行大手のJTBは国内外で人気を集める和太鼓グループ「DRUM TAO」と組み、訪日客向けの公演を昨年から都内で始めた。昨年は9~10月に実施し、最も遅い公演の開始は午後8時半。好評だったため今年は5~11月に期間を拡大し、公演数を昨年の約4倍に増やす。

 観光庁によると、昨年、日本を訪れた外国人客の1人当たり消費額は約15万円。2020年の政府目標8兆円を達成するのに必要となる1人当たり20万円と大きな開きがある。JTBの高橋広行社長は「夜が消費の空白地帯になっている」と指摘し、娯楽の充実が重要だと訴える。

 品川プリンスホテルは昨年12月に最上階39階のレストランを一新し、バーエリアの営業時間を午前4時までに2時間延長。店内からは東京湾や東京スカイツリーの夜景が望めるほか、バーの一角にDJブースを設けて色とりどりのライトとともに音楽を楽しめるようにした。ホテルの広報担当者は「訪日客が夜間に楽しめるように意識した」と話す。改装開業から3月末までのバーエリアの来客者数は前年同期比で約3割増と好調だ。

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