東日本高速が民営化後初の営業赤字

 東日本高速道路が8日発表した2018年3月期連結決算は、高速道路事業と関連事業を合わせた全事業のもうけを示す営業損益が1億円の赤字(前期は190億円の黒字)となった。赤字は05年の民営化以降で初めて。東北や北陸地方の大雪により除雪、凍結防止などの費用が前期比46億円増の224億円に上ったことが響いた。料金収入は、首都圏中央連絡自動車道や東関東自動車道の部分開通で利用者が増え、1.8%増の8376億円と過去最高だった。通行台数は0.9%増の1日288万台だった。最終利益は208億円。厚生年金基金の代行返上による特別利益を計上したが、前期比13.9%減だった。