クールジャパン海外展開 三越伊勢丹主導でマレーシア店再建

 三越伊勢丹ホールディングス(HD)は8日、日本の文化を海外に売り込む官民ファンド「クールジャパン機構」と共同出資して設立したマレーシアの子会社を6月末までに完全子会社にすると発表した。運営していた百貨店が不振だったため、三越伊勢丹HDが主導して立て直す。

 マレーシアの子会社は三越伊勢丹HDが51%、クールジャパン機構が49%出資。2016年にクアラルンプールの中心地で、日本製品を前面に打ち出した店舗「イセタン・ザ・ジャパン・ストア・クアラルンプール」をオープンした。

 しかし事業は不採算が続き、販売商品を日本製品以外にも広げていた。それでも18年3月期には本業のもうけを示す営業損益が5億円の赤字に陥り、再建策が急務となっていた。

 三越伊勢丹HDによる機構からの株式取得額は非公表。19年3月期の連結業績への影響は軽微としている。