「新4K8K衛星放送」放送各局、機材導入など急ぐ

4K(左の画面)とハイビジョンの映像を比較するQVCジャパンのスタッフ=千葉市美浜区の同社スタジオ
4K(左の画面)とハイビジョンの映像を比較するQVCジャパンのスタッフ=千葉市美浜区の同社スタジオ【拡大】

 放送開始に向け、各局は4K、8K機材の導入など準備を急いでいる。

 千葉市美浜区のテレビショッピング専門局QVCジャパン。スタジオには、現行ハイビジョンと4Kのカメラが並ぶ。

 画面で比較すると、4Kではワンピースの色や素材が手に取るように分かる。「4Kにしたから物が売れるとは考えていないが、返品は減るだろう」と内田康幸社長。12月から毎日24時間、4K生放送を続ける。インターネットの動画もいずれ4K化する方針だ。

 4K8チャンネルの電波を発射するスカパーJSATのメディアセンター(東京都江東区)屋上では、4K送信用のパラボラアンテナの設置工事が進んでいた。直径6メートル余りの2基を追加する。

 新放送とは別の方式で2015年から4K放送を実施している同社は、超高画質を生かす試行錯誤を続けてきた。「音楽ライブや夜景などの評判が良い。野球なら、球場全体を映してもボールが見えるので、撮り方が変わった」(杉山淳一放送営業部長代行)という。

 8Kを開発したNHKは、4Kより認知されていない8Kを知ってもらうキャンペーンを重ねる。今月開幕のサッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会を東京や大阪のホールなどに中継、競技場にいるかのような映像と音声を体験してもらう。