みずほ、システム移行が第一関門突破 試練はあと8回

みずほ銀行の本店=東京都千代田区(山崎冬紘撮影)
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 みずほ銀行とみずほ信託銀行は11日、入出金や口座管理などを担う勘定系システムの統合に向けた初回の移行作業を完了した。目立った混乱は起こらず、第一関門を突破した格好だ。だが、移行作業は平成31年度上期まで残り8回予定されており、今後も正念場は続く。

 初回の移行作業では顧客名などの基本データを移した。これに伴い、9日午後10時から11日午前8時までみずほ銀行のATM(現金自動預払機)やインターネットバンキング、デビットカードなどシステムを経由するサービスの利用を停止した。

 再開後は利用が集中し、一部でネットバンキングがつながりにくくなる事象もあったが、大きなトラブルは起きなかった。

 みずほ銀は過去に2度の大規模システム障害を起こしており、3度目は許されない状況だ。移行中にトラブルが発生した際は、移行を一旦中断して切り替え前の状態に戻す仕組みも準備していたが、今回発動する機会はなかった。

 第2回の作業は7月14日から17日を予定。旧みずほコーポレート銀行のシステムで管理する企業顧客の取引データを移行する。