ボルボ子会社、つながる車で稼働率向上 UDトラックス、コネクテッドカー向けサービス海外へ (1/2ページ)

車両故障の情報などをボタン操作一つで通知できるいすゞ自動車の大型トラックについて説明する担当者=5月、横浜市西区
車両故障の情報などをボタン操作一つで通知できるいすゞ自動車の大型トラックについて説明する担当者=5月、横浜市西区【拡大】

 スウェーデン商用車大手ボルボ子会社のUDトラックス(埼玉県上尾市)が、通信機能を備えた「コネクテッドカー(つながる車)」向けサービスを海外で販売するトラックに提供することが11日、分かった。インターネット経由で車両の稼働率向上を支援し、運送会社を囲い込む。いすゞ自動車などもコネクテッドカーを増やす方針で、ITサービスによる顧客争奪戦が激しさを増しそうだ。

 UDトラックスは、日本で販売する主力の大型トラック「クオン」向けに提供してきたITサービスの展開先を海外で順次広げる。既にオーストラリアに続き、ニュージーランドで5月に発売した新型クオンに展開。年内には、シンガポールで販売する車両に提供する計画だ。

 日本で販売する車両向けITサービスも拡大し、2025年までに15万台のコネクテッドカーを国内販売することを目指す。

 UDトラックスは、クオンを中心に昨年約2万台販売し、その約5割を海外が占めた。先進国では、ネット通販の普及による小口貨物の増加などで運転手不足が深刻化。同社のヨアキム・ローゼンバーグ会長は「効率的な輸送を求める各国のニーズに応えたい」と強調した。

 同社のITサービスは、ネットを通じて省燃費で走れる運転方法を顧客にアドバイスするほか、通信機能で車両を遠隔診断。車両から送信されるデータを分析し故障が検出されると、販売店などと連携して部品や技術者を準備し、修理時間短縮につなげているという。

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