個人向けの不動産信託に注力 しあわせパートナーズ信託代表取締役・樺澤智生氏 (1/2ページ)

樺澤智生しあわせパートナーズ代表取締役
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 会計事務所を母体とする独立系のしあわせパートナーズ信託は、2017年11月に信託業登録を行った最も新しい信託会社だ。先発組との差別化を図るため、「日本初」「業界初」の商品をそろえる。その一つが認知症が発症するまで信託報酬(手数料)がかからない仕組みを取り入れた商品だ。樺澤智生代表取締役は「独立系で色がついていない信託会社としての強みを生かしさまざまな連携先と協業しお客さまにとって最適なサービスを提供する」とアピールする。

 --信託業に参入したきっかけは

 「会計事務所でお客さま向けにさまざまな税務コンサルタントをしている中で、信託を活用すると、よりよいスキームが組成できるケースが出てきた。しかし一般のお客さま向けに受託してくれる信託会社を見つけることが困難だったのでグループ内に設立した。一人でも多くの人に信託のスキームを知ってもらうのがわれわれの最大のテーマで、初年度(実質4カ月)は会社としての方向性を固める時期と考え、多くの連携先と意見交換しながらお客さまのニーズを把握してきた」

 --注力している信託業務は

 「個人のお客さまへの不動産信託。現在信託業務を行っているのは64社だが、そのほとんどが一定金額以上の大型物件に限った不動産信託(不動産の管理・処分などの信託業務)を扱っており、顧客はファンドなどプロにほぼ限られる。それだけに個人への認知度は低い。われわれは大手信託では取り扱いが難しい個人向けに不動産信託を提案していく」

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