NYタクシー、日産の独占供給見直し

 米ニューヨーク市は13日までに、日産自動車が名物の黄色いタクシー「イエローキャブ」を独占的に供給する規定を見直した。トヨタ自動車や米フォード・モーターなどを加え、約30車種を運転手が選べるようにした。市の担当者は「車種の選択に柔軟性を持たせた」と理由を説明した。ニューヨーク市は2011年、日産のワンボックス車「NV200」を次世代車種に選び、日産と10年間の契約を結んだ。新しい規定には、トヨタの「カムリ」などが加わった。米紙ニューヨーク・タイムズは13日、運転手からNV200に対し、車内空間の広さを評価する声がある一方で、乗り心地の悪さや修理の多さの指摘もあったと伝えた。(ニューヨーク 共同)