目立ちにくいデザイン、クリアな音質 進化する補聴器、需要の掘り起こしへ (3/3ページ)

リオンの補聴器はカラーバリエーションが豊富で、好みの色を選べる(須谷友郁撮影)
リオンの補聴器はカラーバリエーションが豊富で、好みの色を選べる(須谷友郁撮影)【拡大】

 声の違和感解消

 シーメンス・シグニア補聴器で知られるシンガポールのシバントスが1月に発売した「シグニアNX」(両耳で54万円~)は独自技術により、自分の声と周囲の声を判別し、最適な音量に自動調節して耳に音を届ける機能を備えている。

 こもりによる違和感や閉塞(へいそく)感を嫌い、両耳で補聴器を使うのを敬遠していた人や自分の声が大きく響くことによって補聴器になじめなかった人におすすめで、本体色はパールホワイトなど10色以上をそろえた。

 日本補聴器工業会によると、国内の補聴器出荷台数は増加傾向にあり、ここ数年は年間56万台程度で推移している。今後も高齢化に伴う需要増加が見込まれているうえ、難聴者の補聴器使用率は13.5%にとどまっており、潜在的な需要も大きい。市場拡大をにらんだ各メーカーの取り組みが一段と活発化しそうだ。