TRIPLE-1、仮想通貨採掘用チップ開発完了 (1/2ページ)

KAMIKAZE開発の技術指揮をとった尾崎憲一・TRIPLE-1取締役CTO=東京都中央区
KAMIKAZE開発の技術指揮をとった尾崎憲一・TRIPLE-1取締役CTO=東京都中央区【拡大】

 ■能力は4倍以上、消費電力半減

 ブロックチェーン関連技術開発を手掛ける、TRIPLE-1(トリプルワン)が社運をかけた特定用途向け集積回路(ASIC)チップ、「KAMIKAZE(カミカゼ)」がこの春、半導体の設計完了にあたる「テープアウト」を迎えた。山口拓也代表取締役最高経営責任者(CEO)は「ブロックチェーン技術における日本発のイノベーションだ」と意気込む。

 KAMIKAZEは、ブロックチェーンネットワークの維持管理技術でもあるマイニング(採掘)向けの半導体。この用途向けでは世界初の、7ナノ(1ナノは10億分の1)メートルプロセスを採用した。

 8月にサンプルを、10月からは量産品を出荷する計画で、2019年度には月産1000万個を目指す。並行して同チップを組み込んだ量産型マイニングマシンも開発している。

 従来のマイニング用チップは16ナノメートルプロセスが主流。KAMIKAZEは、7ナノメートルプロセスで、回路の集積度を5.2倍以上に高めることを可能にした。マイニング能力は、従来品の4倍以上を実現した一方、課題の消費電力は最大で半減する見通しだ。

 ブロックチェーン技術は、ビットコインなどの仮想通貨が利用されはじめ、大きな普及期を迎えた。ブロックチェーンネットワークは管理サーバーがなく、データのやり取りをネットに接続されたコンピューターが分散して記録、管理する。

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