工作機械受注、5月としては最高の1492億円

 日本工作機械工業会が21日に発表した5月の受注確報は、前年同月比14.9%増の1492億4400万円で、18カ月月連続で前年同実績を上回り、5月としては過去最高だった。中国でのEMS(電子機器の受託生産)関連のスポット受注が減ったものの、自動車や一般機械向けの受注が依然として好調を続けている。

 内需は23.2%増の628億9800万円で、自動車や半導体、中小製造業が大きなウエートを占める一般機械向けが堅調。外需は9.5%増の863億4600万円。中国を中心に東アジア各国の受注は減少したが、北米や欧州でも自動車や一般機械を中心に受注が伸びた。