ジャガー・ランドローバーが初PHV 「安心感ある現実的な“解”」

ジャガー・ランドローバー・ジャパンが初めて投入する「レンジローバー」のプラグインハイブリッド車をアピールするマグナス・ハンソン社長=27日、東京都中央区
ジャガー・ランドローバー・ジャパンが初めて投入する「レンジローバー」のプラグインハイブリッド車をアピールするマグナス・ハンソン社長=27日、東京都中央区【拡大】

 ジャガー・ランドローバー・ジャパン(東京)は27日、高級スポーツ用多目的車(SUV)の「レンジローバー」と「レンジローバースポーツ」のプラグインハイブリッド車(PHV)を発売した。同社として初の電動車となる。ディーゼル車の退潮が鮮明な欧州、政府が厳しい環境規制を導入する中国など、世界的に電動車の需要が高まる中、電気自動車(EV)と異なり、充電インフラがなくても長い距離を走行できるPHVが注目されている。

 両PHVは、EVと同じようにモーターだけで走るモードと、モーターとガソリンエンジンを切り替えながら電池消費を抑えて効率よく走るモードから選択できる。モーターではフル充電で51キロ走行可能で、電池が切れるとエンジンで走る。価格は、レンジローバーのPHVが1508万円から、レンジローバースポーツのPHVが1185万円から。

 ジャガー・ランドローバー・ジャパンの若林敬一ディレクターは、「EV化が叫ばれているが、まず進むのはPHV化だろう。(電池が切れても走る)安心感があり、現実的な“解”と言える」と指摘する。

 欧州では排ガス規制の強化でディーゼル車の需要が減り、替わりにPHVなど環境性能の高い電動車が人気だ。三菱自動車はSUV「アウトランダー」のPHVを欧州で累計10万7000台販売。トヨタ自動車は「カローラ」と「レビン」のPHVを来年、中国で発売する。