TBS株主総会、英ファンドの現物配当要求は否決

 TBSホールディングスは28日、東京都内で定時株主総会を開いた。物言う株主として知られる英投資ファンド「アセット・バリュー・インベスターズ(AVI)」が、TBSの保有する東京エレクトロン株を現物で配当するよう求める株主提案を行った。AVIは議決権行使の委任状を他の株主から集めることはしておらず、提案は否決された。

 AVIは提案理由を「資本効率が悪く、株主の利益を損なっている」と説明しているが、TBS側は提案に反対した。

 AVI側はTBSの株主総会後、記者会見を開いて今後の対応策などを説明する予定。