出光株主総会 創業家、昭和シェル統合で発言なし 経営側の説明もなし

株主総会の会場の前でテレビのインタビューを受ける出光興産の株主=28日午前、東京都港区(桐山弘太撮影)
株主総会の会場の前でテレビのインタビューを受ける出光興産の株主=28日午前、東京都港区(桐山弘太撮影)【拡大】

 石油元売り大手の出光興産は28日、東京都内で株主総会を開いた。昭和シェル石油との経営統合を巡り、反対してきた出光創業家との協議を再開している。出席者によると、総会では創業家側から経営統合に関する発言はなかった。出光の経営側は現時点でまだ決まったものはないと説明したという。総会は約2時間で終了した。

 総会では、統合計画を巡る議案はなく、月岡隆会長や木藤俊一社長ら経営陣の選任といった、会社側議案の賛否が諮られた。大株主である創業家の動向に注目が集まっていた。

 会場を訪れた株主の男性は「速やかな統合を願っている」と語った。別の男性は「両社は社風が違うため統合は難しいのではないか」と述べた。

 出光と昭和シェルは2015年7月に経営統合に合意したが、創業家は企業風土が合わず効果がないなどとして反対を表明。断絶状態が続いていたが、出光が今月27日に創業家と協議を再開したことを発表した。