【経済インサイド】スルガ銀行、行政処分の「Xデー」はいつか (1/3ページ)

スルガ銀行本店=静岡県沼津市(飯田耕司撮影)
スルガ銀行本店=静岡県沼津市(飯田耕司撮影)【拡大】

  • 決算会見に臨んだスルガ銀行の米山明広社長(右)と白井稔彦専務=5月15日、静岡県沼津市(田中万紀撮影)

 スルガ銀行の金融庁による行政処分の「Xデー」に注目が集まっている。女性専用シェアハウス「かぼちゃの馬車」を運営するスマートデイズ(東京)が破産した問題で、スルガ銀による大半の所有者(オーナー)に対する建設資金などのすさんな融資実態が浮かび上がったためだ。業務停止などの重い処分を受ける可能性もありそうで、他の金融機関だけでなく、捜査関係者も注視している。

 「厳正かつ適切に対応していく」

 金融庁の遠藤俊英監督局長は5月22日の参院財政金融委員会で、スルガ銀への行政処分の可能性を問われ、こう答えた。

 また、遠藤氏は不動産売買の二重契約や通帳などの偽造・改竄(かいざん)について「相当数の行員が認識していたと考えられる」と説明するとともに、「銀行として何ら関知していなかったという弁解は容易には成り立たない」との見解を示した。

 これまでスルガ銀は相当数の社員が改竄を知りながら融資していた可能性については認めているが、主体的な関与については「第三者委員会の検証を待ちたい」として言及を避けている。だが、シェアハウスとは別に中古アパート建設の融資でも審査書類が改竄されている可能性が出てくるなど、事態は広がる一方で、「どこまで裏付けがとれるかで処分内容が決まる」(地銀関係者)もようだ。

「抗しがたいという状況」