森義久・全国連新会長、他団体と連携強化 特産品通じ地域の魅力を発信

インタビューに応じる全国商工会連合会の森義久会長
インタビューに応じる全国商工会連合会の森義久会長【拡大】

 全国商工会連合会(全国連)の会長に、今月1日付で就任した森義久氏が、フジサンケイビジネスアイのインタビューに応じ、「地域の魅力を発信していくために、他の商工団体との連携を強化させたい」との考えを示した。農業や漁業、林業などの生産者団体と連携し、各地の特産品を通じた地域の魅力を国内外に発信していく。

 森会長の出身団体である鹿児島県商工会連合会では、すでに県内の農業関連団体を統括するJAグループ鹿児島(JA鹿児島県経済連グループ)と2016年3月に包括連携協定を結び、相互に推奨する商品を選定して、双方の会員企業を通じて販売する「JA・商工会推奨品販路開拓事業」を進めている。

 全国連でも17年、日本商工会議所と共同で全国農業協同組合中央会(JA全中)、全国森林組合連合会(全森連)、全国漁業協同組合連合会(JF全漁連)と地方創生で連携協定を結んでいる。森会長は「東京五輪開催などで世界から日本に注目が集まっている。外務省とも連携して世界各地の在外公館を活用し、現地の商工団体や報道機関に日本のさまざまな面をアピールしたい」と意欲を見せた。

 また、中小企業の廃業が全国各地で社会問題化していることについて、「早い時期に事業承継の需要性を認識する必要がある」として、45歳以上の経営者が参加できる壮青年部の機能を強化する必要性を強調。日本青年会議所など若手経営者団体とも連携した事業承継セミナーの開催などを検討する考え。

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【プロフィル】森義久

 もり・よしひさ 国士舘大卒。1984年森建設社長。2006年から鹿児島県商工会連合会会長。15年全国商工会連合会副会長を経て、18年6月1日付で会長就任。61歳。鹿児島県出身。