メルカリ「売るアプリ」双方向性強調 創業5年、米へ投資拡大 (2/2ページ)

「TheSellingApp.(売るアプリ)」というメッセージを掲げる米国メルカリの街頭広告=米カリフォルニア州(共同)
「TheSellingApp.(売るアプリ)」というメッセージを掲げる米国メルカリの街頭広告=米カリフォルニア州(共同)【拡大】

 ただ、日本のITベンチャーにとって米国攻略は至難の業だ。楽天は現地企業を買収したが存在感を示せず、LINE(ライン)もシェアを伸ばせず主力市場がアジア内にとどまっている。現時点ではメルカリもその例に漏れず、年3000億円を超える利用者の売買総額のうち米国分は1割以下と伸び悩んでいる。

 課題は「知名度の低さ」(ラーゲリン氏)だ。対策として、日本版の赤いロゴマークを米国版では青いマークに刷新。「The Selling App(売るアプリ)」というメッセージを前面に出し、企業から一方的に商品を買う通販とは違う双方向性を強調するブランド改革を進めている。今後は上場で得た資金を活用し、広告や配送、アプリ開発を抜本的にてこ入れする方針だ。(米西部シリコンバレー 共同)