民放キー局全社に是正勧告 労基法違反5年で9回

 社員らに上限を超える時間外労働(残業)をさせたなどとして、三田労働基準監督署が平成25~29年、労働基準法違反で在京民放キー局全5社に計6回の是正勧告をしていたことが30日、関係者への取材で新たに分かった。この期間にテレビ朝日が3回の勧告を受けていたことは共同通信の取材で5月に明らかになっており、5社が受けた勧告は計9回となった。

 各社の広報担当者は「真摯に受け止め、改善に努めている」などと回答している。

 三田労基署の勧告は、テレビ朝日が4回、日本テレビが2回、TBSテレビ、テレビ東京、フジテレビがそれぞれ1回だった。指摘はほとんどが違法残業で、割増賃金の未払いや子役を不適切に働かせていたことも認定された。

 テレビ朝日は、既に明らかになっていた平成26年5月~29年1月の3回のほか、26年1月にも勧告されていた。