急勾配ラクラク、本格的な走行性能…スポーツサイクルに電動化の波きたる (3/3ページ)

スポーツサイクルショップ「ベックオン」の店内には国内外のeバイクが並ぶ=大阪市中央区本町(薩摩嘉克撮影)
スポーツサイクルショップ「ベックオン」の店内には国内外のeバイクが並ぶ=大阪市中央区本町(薩摩嘉克撮影)【拡大】

 観光事業にも

 少子化に伴う人口減で国内の自転車販売台数は縮小傾向にある。一方、子育て中の女性が子供の送迎などに使う「子乗せ需要」の拡大や、足腰の弱い高齢者の利用を背景に、電動自転車の販売台数は伸びている。

 さらに、最近は電車やバスの路線が少ない地方都市や坂道の多い郊外の住宅地などを中心に、通勤・通学で利用するケースも増え、平成29年の国内販売台数は60万台を超え、自転車販売全体の4割近くを占めた。

 「eバイクは単なる移動のための道具ではなく、自転車に乗る楽しむを味わえる」(ベックオンの金森店長)のも売り。体力と脚力に自信のない高齢者や女性も気軽にサイクリングを楽しめ、趣味の幅が広がる。

 パナソニックサイクルテックは、市街地で使われることが多かった電動自転車の用途をスポーツや観光にも広げようと、eバイクを使ったサイクリングツアーやレンタルなどのサービス事業への参入を計画。メーカー各社はeバイクを起爆剤とした市場活性化に大きな期待を寄せている。