レンズに自信 スマホ減速でも勝算 (2/2ページ)

 調査会社IDCによると、17年10~12月期の世界のスマホ出荷台数は、前年同期比8.5%減の3億9300万台。これまでほぼ一貫して伸び続けてきた世界のスマホ市場は踊り場を迎えている。

 アイフォーン向けカメラレンズの最大の供給メーカーは台湾のラーガンだが、阿久津社長によると、カンタツも5年ほど前からアップル向けに供給を開始。技術力を背景に「セカンドベンダーとしての指定席」を獲得するに至った。来年にかけ、中国2工場で6枚内蔵のレンズユニットの月産能力増強に乗り出す計画も示した。

 ブルームバーグ・インテリジェンスアナリストのサイモン・チャン氏は、鴻海がカンタツをグループに統合させるような動きに関連して、スマホ用部品を内製化できればマージンは高くなり、組み立てもよりスムーズになるなどと指摘した。(ブルームバーグ Yuki Furukawa、Pavel Alpeyev)