重水素ガスを初の国産化 岩谷産業、年産2000キロリットルで安定供給

 岩谷産業は、半導体や光ファイバーなどの製造工程で使われる重水素ガスを国産化した。これまで日本では、全量を米国などからの輸入に頼ってきた。国産化によって安定供給体制を整え、今後の需要増に対応する。

 国産化した重水素ガスの製造プラントは同社の中央研究所(兵庫県尼崎市)内にあり、生産能力は国内の全需要を賄える年間2000キロリットル。6月から生産・販売を始めた。

 半導体の微細化や高性能化が進むなか、シリコンウエハーの積層工程などで重水素ガスを使うことで、製品の耐久性を高めたり、長寿命化したりできる。このため需要は拡大しており、同社では初年度、年間1000キロリットルの販売を計画している。