スルガ銀会長の賛成割合20%減 株主総会、ずさん融資響く

 スルガ銀行が6月28日に開催した株主総会の決議で、岡野光喜会長の取締役再任への賛成割合が前年の91.86%から約20ポイント減り、71.30%にとどまったことが3日、同行が開示した臨時報告書で分かった。シェアハウス投資へのずさん融資問題で企業統治の欠如が露呈したことが響いたとみられ、岡野氏は取締役11人の中で最も低かった。

 岡野氏は30年以上トップに君臨し、スルガ銀は地方銀行で屈指の収益力を誇ってきたが、融資の現場で審査書類の改竄(かいざん)などの不正が横行していたことが判明し、事業モデルが崩壊寸前となっている。株主総会では、多額の借金返済にあえぐシェアハウスの所有者らから経営責任を問う声が相次ぎ、約3時間にわたり紛糾した。