スズキ、ロングセラー「ジムニー」を20年ぶり全面改良 走りの個性で勝負 (1/2ページ)

新型ジムニーの発表会でスピーチするスズキの鈴木俊宏社長=5日午前、東京都渋谷区
新型ジムニーの発表会でスピーチするスズキの鈴木俊宏社長=5日午前、東京都渋谷区【拡大】

 スズキは5日、半世紀近い歴史を刻むロングセラー車で知られる軽自動車「ジムニー」と小型車「ジムニーシエラ」を20年ぶりに全面改良し、同日発売した。ともに硬派な印象が強い伝統のデザインを継承しながら、動力や安全性能に磨きをかけた。

 「光る車づくりをしないと認知されない。本格的な四輪駆動にこだわるプロユーザーにしっかり売りたい」。東京都内で開いた発表会でスズキの鈴木俊宏社長はこう力を込めた。相次ぐ新型スポーツ用多目的車(SUV)などの投入で販売競争が激化する自動車市場で、同社ブランドの個性を際立たせたい考えだ。

 ジムニーは昭和45年に軽初の本格的な四輪駆動車として誕生し、ジムニーシエラが52年に発売。ともに林業など山奥の仕事を支え、山間部や積雪地帯で暮らす人の足にもなってきた。

 改良では、両モデルに採用された頑強な車台「ラダーフレーム」に磨きをかけた。路面が凸凹した悪路でも車体がねじられないよう耐える「剛性」を先代モデルとの比較で約1.5倍向上させたという。

世界各地の“要求”にも対応