主力車+先進技術で新車販売「夏の陣」 国内市場活性化へ (1/2ページ)

「ジムニー」の新型モデルとスズキの鈴木俊宏社長=5日、東京都渋谷区
「ジムニー」の新型モデルとスズキの鈴木俊宏社長=5日、東京都渋谷区【拡大】

  • 新型カローラハッチバック=26日午後、東京都江東区(宮川浩和撮影)
  • 日産自動車の「ノートe-POWER(イーパワー)」

 自動車大手各社による主力車の全面改良や、なじみの深い車名を冠した新型車の投入などが今夏、相次いでいる。スズキは5日、四輪駆動の軽自動車「ジムニー」を20年ぶりに全面改良して発売。各社は知名度の高い車種に先進的な安全・通信技術を加えるなどして、新しい魅力を打ち出そうと躍起だ。新型車の販売競争が過熱すれば、上半期は振るわなかった国内市場の活性化も期待される。

 スズキは新型ジムニーと、派生モデルの小型車「ジムニーシエラ」の発表会を東京都内で開催。ジムニーは1970年に登場し、「世界最小クラスの四駆」というブランドを確立。レジャー用だけでなく林業や電設業、狩猟などの従事者からの人気も高く、前回の全面改良から時間がたっても、コンスタントに売れ続けてきたという。鈴木俊宏社長は、「光る車づくりをしないと認知されない。本格的な四駆にこだわるプロユーザーにしっかり売りたい」と力を込めた。

 新型ジムニーは、電子制御の導入で、ぬかるみなどから脱出する性能を向上させたほか、20年前は一般的ではなかった自動ブレーキなどの先進安全技術を搭載した。

 トヨタ自動車も先月、車載通信機を標準装備した「コネクテッドカー(つながる車)」本格展開の第1弾として、「日本の伝統を引き継ぐ2つの車」(同社)を選んだ。初代が55年に登場した高級車「クラウン」の新型と、「カローラ」シリーズの新型車「カローラスポーツ」だ。両車とも固定ファンが多い一方、若い世代や新規顧客の獲得が課題で、最新機能でアピールしたい考え。

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