百貨店、お中元配送混雑分散化 宅配業者はアルバイト確保へ

日本橋高島屋のお中元商品の売り場=4日、東京都中央区
日本橋高島屋のお中元商品の売り場=4日、東京都中央区【拡大】

 お中元の配送が7月に入って本格化している。人手不足が続く中、百貨店は混雑回避に向け、顧客に配送時期を分散するよう協力を求めている。宅配業者は年末と並ぶ繁忙期に対応するため、アルバイト従業員の確保や外部委託などで乗り切る構えだ。

 配送のピークを迎えた関東では、高島屋が配送が集中する7月1、2日の時間指定は難しいと顧客に説明し、分散化を図った。三越伊勢丹ホールディングス(HD)は注文を受ける際、担当者が客に6月下旬の配送を勧めることを徹底し、混雑を避けるよう工夫した。

 東京都国立市の会社員男性(52)は「中元の受け取りが早くなると季節感がなくなる。ただ人手不足などの事情を踏まえると仕方ない」と理解を示す。

 一方、日本郵便は1カ月の短期アルバイトを約1万人確保したことに加え、コストが高くなる派遣社員も要請し、昨年よりも中元を担当する人数を増やした。佐川急便は従業員の採用強化や協力会社への外部委託などで対応する。

 ヤマト運輸は今年4月、地域を統括する支店を全国に17カ所新設し、早い段階から繁忙期の計画に着手してきた。