三菱電、中国ビジネス拡大へ 政府系研究機関と提携

 三菱電機は9日、中国政府直轄の研究機関で、技術標準化に携わる機械工業儀器儀表綜合技術経済研究所(ITEI)と戦略的パートナーシップを締結した。製造ラインの自動化技術などを共同研究し、人工知能(AI)やモノのインターネット(IoT)といった自社の先端技術の中国での標準化を目指す。

 三菱電機は、「製造強国」を目指す中国政府が2015年に発表したハイテク産業育成策「中国製造2025」の取り組みを商機と捉え、ITEIにモデル製造ラインを設置。来場者に記念品として贈るフォトフレームを製造するラインで、異なる製品を完全自動生産する技術などを紹介している。

 今回のパートナーシップ締結で協力関係をさらに強化し、現地企業の生産技術高度化のニーズを把握。中国の製造業の現場に、先端技術を広げるビジネスを強化する考えだ。