さくらリポート、多くの先行き懸念材料 貿易摩擦、豪雨…全地域で景気判断据え置き (2/2ページ)

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 先行き懸念に拍車をかけるのが、西日本の大雨による被害がまだ読み切れないことだ。日銀の山田泰弘大阪支店長は「交通網など各種インフラに大きな被害が出ており、生産や物流、経済への影響を丹念にフォローする」と述べた。

 不安要素がくすぶる中で、堅調な景気が息切れすれば物価上昇の逆風となる。足元でも物価の伸びは鈍り、日銀は7月末の金融政策決定会合で物価が伸び悩む理由を検証する。日銀内では、大規模金融緩和を粘り強く継続すべきだとの声が強い。景気の腰折れ懸念が強まれば、追加緩和を求める声に勢いがつきかねず、政策委員の間でせめぎ合いになる可能性がある。