西日本豪雨、物流寸断で業績悪化を懸念 工場停止や店舗休業、自動車・小売りに打撃 (1/3ページ)

水に漬かった岡山県倉敷市の真備町地区=9日午前
水に漬かった岡山県倉敷市の真備町地区=9日午前【拡大】

  • 品薄となった広島県坂町のコンビニエンスストア=8日午前11時44分、広島県坂町(渡辺恭晃撮影)

 西日本を中心とした記録的豪雨による企業活動への影響は週明け9日も続いた。鉄道などの交通インフラが被害を受けて物流網(サプライチェーン)が寸断。小売りへの商品供給が滞っているほか、自動車工場などでは部品不足による稼働停止が相次いだ。各社は復旧の動きを探る一方、被害が長期化する恐れもあり、業績への悪影響も懸念される。

 宅配荷受け見合わせ

 「大動脈の貨物鉄道が動かないことで、東日本からの配送需要の大きさに対応できていない」

 8日夕方の集配から、東日本エリアから九州向けの宅配便の荷物の受け付けを停止した佐川急便の担当者は理由について、こう説明する。9日午後3時現在には集配不能地域が愛媛、広島、岡山の3県に縮小したが回復には至らない。ヤマト運輸も宅配便の荷受けを京都、岡山、広島、愛媛など6府県の一部で停止。クール便も広島、島根、山口の3県全域で荷受けを見合わせる。

 物流停滞の要因は、九州と東日本をつなぐ鉄道貨物の寸断だ。今回の豪雨でJR西日本の山陽線と伯備線、JR四国の予讃線が被害を受け、3路線を利用する貨物列車も運休を余儀なくされた。9日午前8時までの運休本数は計434本に上る。

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