【日本発!起業家の挑戦】AIでオーダーメードの学び方を提供 アタマプラス・稲田氏に聞く (2/5ページ)

アタマプラスCEOの稲田大輔氏
アタマプラスCEOの稲田大輔氏【拡大】

 --なるほど。塾や予備校なら、生徒が志望校に合格するかどうかで導入効果を計測しやすいですしね

 「はい。僕たちは世界的に標準となりつつある、テクノロジーを使ったオーダーメードの教育を日本中の生徒たちに届けたいと考えています」

 --三井物産での順風満帆のキャリアを捨てて独立して起業した動機を教えてください

 「三井物産は素晴らしい会社で、僕は多くの機会をいただき経験を積むことができました。ブラジルでの研修を経て教育事業立ち上げへの意欲が湧き、ベネッセとの合弁会社をブラジルで立ち上げました。その事業は頓挫しましたが、僕はブラジルに残り現地大手のEdTech(エドテック、教育と技術を融合させ、ビジネス領域)企業に出資して、そこで役員として働きました。帰国後も、三井物産の中から、日本の教育現場にもブラジルのように最先端のEdTechを普及させたいと奔走しましたが、大企業でさまざなな大企業と事業を進めるのはスピードに限界があるように感じ、何もないところから自分で始めたほうがいいのではと考えました」

 --その決断に対する家族や同僚の反応は

 「会社は温かく送り出してくれましたし、ほとんどの人が応援してくれて驚くほどでした。東京大学の学生時代の非常に優秀な友達がリクルートとマイクロソフトで働いていたので、彼らに声をかけました。僕も含めて、3人とも会社での仕事が気に入っていましたが、何か一緒に始めたいなという話は何年もしていたので、『これだ! 今しかない』と話しました」

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